明治・大正・昭和(戦前)にかけて、岡崎では数多くの博覧会が催されてきました。明治28(1895)年の第四回内国勧業博覧会と平安遷都千百年紀念祭を皮切りに、主だったものだけでも、大正4(1915)年・大典記念京都博覧会、大正10(1921)年・戦後発展全国工業博覧会、大正13(1924)年・万国博覧会参加五十年記念博覧会、大正14(1926)年・皇孫御誕生記念 こども博覧会(京都)、昭和3(1928)年・大礼記念京都大博覧会などなど。こうした博覧会や祭典が繰り返し開催されるなかで、岡崎は京都を代表するハレの場として発展していき、今もさまざまなハレのイベントが開催される場所となっています。このコースは、岡崎で開催された博覧会の痕跡を集中的にめぐり、花ひらいた近代の面影をたどるコースです。現代につづく祝祭空間の場所性を感じてみませんか?
(コース企画:京都府立大学文学部歴史学科文化遺産デザイン研修)
所要時間:約1時間
総距離:約0.8km