金地院
おすすめポイント特徴と概要 / Recommend Points
金地院は、応永年間(1394~1428)に室町幕府第4代将軍足利義持が大業和尚を開山として創立した禅寺です。慶長年間(1596~1615)に以心崇伝が南禅寺塔頭に移建中興しました。
本尊は地蔵菩薩。
崇伝は「黒衣の宰相」ともいわれ天下僧録司となって宗教界の人事、行政を左右。家康の死後、境内に東照宮(重要文化財)を建立、南禅寺の伽藍造営につとめました。
方丈(重要文化財)
慶長16(1611)年、崇伝が伏見桃山城の一部を徳川家光より賜わり移建したもの。襖絵は加納探幽・尚信兄弟筆。
鶴亀の庭園/方丈(特別名勝庭園)
寛永7(1630)年小堀遠州作。桃山時代の風格を備えた江戸初期の代表的枯山水です。手前の白砂は宝船であると同時に海洋をあらわし、右に鶴島、左に亀島。正面にある長方形の大きな平面西は東照宮の遙拝石です。
東照宮(重要文化財)
崇伝が徳川家康の遺嘱され、家康の遺髪と念持仏を奉戴して寛永5(1628)年に造営。創建当初は諸堂を完備し、日光東照宮に比すべきものであったといいます。現存の拝殿・石の間・本殿は京都に現存する唯一の権現造り。
拝殿天井の鳴龍は加納探幽筆。三十六歌仙の額は土佐三起筆、歌は青蓮院宮尊純法親王(青蓮院四十八世門跡)の手跡。
開山堂
崇伝の塔所で、後水尾天皇の勅額を掲げ、十六羅漢像が安置されています。
明智門
天正10年に明智光秀が母の菩提のため黄金千枚を寄進して大徳寺に建立したものを明治初年に移建。
弁天池
元東照宮と開山堂の中間(いまの竹林)に池庭があり中島に弁財天が祀られていたのを明示初年にそのまま現在の場所に移設。
開館時間 | 3~11月 8:30~17:00 12~2月 8:30~16:30 |
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休館日 | 無休 |
料金 |
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所在地 | 京都市左京区南禅寺福地町86-12 |
アクセス方法 | 地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口徒歩5分 駐車場:南禅寺駐車場 (50台・2時間1000円) |
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